2017年のマツダの7人乗りSUVとミニバンを比較するブログ

2017年のマツダの7人乗りのSUVとミニバンを比較しました。CX-6、プレマシー、ビアンテ、MPVのどれがオススメ?ディーゼルとハイブリッドどっちがお得?スライドドアとSUVはどちらが便利?新型モデルと中古の車種別の価格比較情報。

CX-8の3列目の広さと使い勝手。使い物になるのでしょうか。

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CX-8は魂動デザイン採用以降の新生マツダ待望の3列シート車。

3列シートでSUVと聞くと、SUVに乗りたくても家族の人数の事情などから叶わない方などとても魅力的に感じると思います。

しかしながら、SUVの3列目なんて果たして使いものになるのかと心配になるのではないでしょうか。

私も全く同様に3列目の広さを1番心配していました。

ですが、先日ディーラーで話を伺ってきた感じ、思ったよりも使い物になりそうという印象を受けたのでそのご紹介をしたいと思います。

(2017/8/27追記)
先行お披露目会にて実車を見てた結果を反映しました。

3列シートSUVの3列目の常識

3列シートを謳うSUVは今までもありました。

  • 三菱 アウトランダー
  • 三菱 パジェロ
  • 日産 エクストレイル
  • トヨタ ランドクルーザープラド
  • トヨタ ランドクルーザー

などなど。

これらのクルマは全高は高く、ボディは大柄な割に3列目は非常に狭くて、ハッキリ言って「補助席」でした。

荷室スペースの邪魔にならないように薄い背もたれと座面は乗り心地が悪いし、脚のスペースがなさすぎてほぼ体操座り状態。 子供にとっても決して広いとは言えないようなサイズです。

小さめのSUVだったらその事情もわからなくないのですが、ランドクルーザー級の大型SUVになってもその狭さは変わりません。少なくとも痩せ型の私ですら全く使い物になりませんでした。

SUVは車高が高いですが、その車高は悪路走破性などを目的とした地上高と屈強なボディや4WDなどの機械的なスペースに多くを割かれています。

人気SUVのヴェゼルなどホンダはSUVでも室内を広くすることが昔から得意ですが、他のメーカーは機械的なメリットを優先するのか、ボディサイズから想像するよりも狭いです。

以上のような経緯からすると、CX-8の室内サイズはもとより、3列目なんて同じように使い物にならないんじゃないかと思っていたんです。

CX-8の3列目は思ったよりもだいぶまとも

CX-8がちょっと期待できるなと思ったのは、公式プレスリリースの以下の箇所を読んだからでした。

3列目まで大人がしっかり座れるパッケージングを実現した新型クロスオーバーSUV

わざわざ「大人がしっかり座れる」という文言を書くということは、これまでの3列シートSUVとは差別化を図ろうとしているということでしょう。

足元のスペース

先日ディーラーで話を伺ったのですが、実際に座ってみた印象として身長170cmの大人が座っても違和感なく座れる、ということでした。 身長が170cmというあたりが誇大的な表現でもなさそうです。

気にしていた足元のスペースも、ディーラースタッフの方は体操座りにならなかったことを高評価していました。

(2017/8/27 追記)
身長178cmの筆者が1列目2列目3列目に座った想定で座席を調整しながら座ってみました。

膝周りには多少余裕が拳2個分位の余裕を持たせて調整できました。足は2列目の下にギリギリ入る位のスペースを持たせてあるため、そこに入れることでちょうどいい感じに収まります。

体操座りになるかという点ですが、多少はなりますね。極端ではありませんがヒザが上に上がってしまいます。座面が思ったよりも沈み込むので、そこまで気にはなりませんでしたが、3、4時間に及ぶ長距離ドライブだと少し窮屈かも。

女性など160cm程度の方であればもっと印象は変わると思います。ワザワザ長身の人が3列目に乗ることもないかと…。

シートの造り

実際私が見せてもらったディーラー向けの販売資料で3列目の写真を見ましたが、これまでのSUVのような簡易的な印象は受けませんでした。少なくともミドルクラスのミニバンの3列目位はある印象です。

シートの厚みは未知数ですが、3列目格納時の写真を見ると荷室のフラットさを優先しすぎていないように感じました。つまり、ある程度座り心地を優先している設計思想になっているんじゃないかと想像しています。

(2017/8/27 追記)
座面は思ったよりも沈み込むので、気にはなりません。ソフトな感じでお尻をホールドしてくれます。

シートバックの厚みはそんなにないですが、高さは私の方よりも高く十分の長さを確保してあったことは好印象。ですが、柔らかなホールド感はさすがに望めないですね。

頭上のスペース

頭上のスペースについては、ディーラーの方も正直に「ミニバンのように広々とはいきません」とのこと。

ただ170cmくらいまでは問題ないと言っていましたから、平均身長くらいまでは問題ないように作ってあるんだと思います。

3列目にワザワザ大柄な人を乗せたくなるケースは少ないでしょうし、多くのケースでは子供に乗ってもらうことになると思います。これまでの3列シートSUVであれば、子供を乗せるにも忍びないような簡素なシートでしたが、座席自体がそこそこまともであればCX-8の3列目は実用シーンでは困らないのではないでしょうか。

(2017/8/27 追記)
私が座ってみたらJUSTといった感じで髪がうっすら天井に当たります。

キッチリと腰をシートに付けると当たりますが、姿勢を少し崩して乗ればまぁ許容範囲。ディーラーの方が言っていたようにたしかに160cm程度くらいであれば普通に座れるように思いました。180cm以上の大柄な人は、さすがに無理かなと思います。

まとめ

実は、CX-8のお披露目会に参加できることになりました。 本気で購入を考えていることを伝えたら、運良く招待状をいただけることになりまして。

3列目と荷室の使い勝手を1番気にしているため、ぜひその辺りの実情をこの目で見てレポートします!

では!

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(2017/8/27 追記)
3列目は思ったよりも使えますが、さすがに箱形ミニバンのように広々とはいかないと思います。

お披露目会にて、チーフデザイナーの方は「適度な包まれ感とともに乗車する全員の方が快適に過ごせるような空間デザイン」を意識したという意図のコメントをされていました。箱形ミニバンの部屋のような快適さとは違う、クルマらしい室内空間とでもいいましょうか。

クルマ好きの方なら嫌いではない室内空間というように感じました。