マツダ ビアンテの燃費ってどの位?スカイアクティブの採用で良くなった?
マツダ ビアンテは当初2代目のアクセラスポーツにも採用されていた、LF-VDS型の自然吸気2.0Lエンジンを採用していました。4気筒のどちらかというとショートストローク型エンジンで、このクラスのエンジンとしては平均的な12.4km/Lの燃費を達成していました。この値はライバルの『トヨタノア』の2.0Lエンジンの燃費16.0km/Lと比較すると物足りない数値です。
ノアはトヨタお得意のバルブマチック採用エンジンをさらにブラッシュアップしたもので、新型セレナやステップワゴンと並ぶミドルサイズミニバンのガソリン車の平均レベルの数値です。ライバル比較としていい材料になります。
2013年に適用されたスカイアクティブの効果は?
発売後、ビッグマイナーチェンジとしてプレマシーに採用されることになったスカイアクティブ技術。数あるスカイアクティブ技術の中から直噴高効率のガソリンエンジンである『SKYACTIV-G 2.0(PE-VPS型)』とロックアップ領域を広げて効率とダイレクト感を向上させた6速AT『SKYACTIV-DRIVE』を採用しています。
スカイアクティブ技術が搭載されたマイナーチェンジ型のビアンテでは、燃費はもとよりダイレクトでスポーティーささえ感じる運転感覚が特徴です。特にSKYACTIV-DRIVEはほとんどロックアップしてトルコンによる滑りを感じさせない、まるでMTのような感じさえ受けます。 元から定評のあるハンドリングと相まって惚れ込むファンも多いです。
さて、その燃費は12.4km/Lから14.8km/Lへと大幅に進化しました。しかしながら、それでもミドルサイズミニバンの平均燃費に届いていないのが実情です。しかしながら、『e燃費』で調べてみると実燃費でx比較すると約11km/L前後と大差ないようです。燃費に神経質にならなければ十分な数値は達成できているとも言えそうです。
また、燃費向上の切り札と言えばアイドルストップ技術。特に街乗りでの実燃費に効いてくることは間違いありません。そのアイドルストップ技術はマツダが優れていて、『i-stop』という技術を持っています。i-stopはアイドリングからエンジン停止する際に、前もってシリンダー内の空気量をちょうどよく燃えやすいように調整しておくで技術です。再始動する際には、セルモーターとこの空気に直噴でガソリンを噴き付けて着火。格段にスムースにエンジンが掛かります。
燃費を優先すると我慢が増えるイメージがありますが、これらの技術はそのようなネガティブな部分を感じさせず、むしろプラスの価値を与えてくれます。
この考え方に惚れるマツダファンが多いのも納得ですね。
ではでは