CX-8の静粛性は優秀!?箱形ミニバンより優れたポイント
CX-8の静粛性はどうでしょうか。
3列シートのCX-8で出かけるときは、車内での会話も楽しみたいですよね。家族が限られた空間の室内で過ごすと、普段と違った話題で盛り上がることもあり、ドライブの醍醐味の一つとも言えます。
会話するときに重要なポイントが静粛性。私自身の経験ですが、静粛性の低いクルマでドライブすると路面によっては、前後で会話するのも大声になることがあります。
後席の人が前に乗り出して会話しているシーンもよく見かけますね。
静粛性が高いと後席でシートにもたれたままでもちゃんと会話ができるので、ファミリーカーにとって静粛性って非常に大事だなと実感します。
今回はCX-8の静粛性がどのレベルなのかという点を考えていきたいと思います。
(2017/08/29 追記)
先行お披露目会にて実車を見てきました。CX-5からさらに静粛性にこだわったそうです。詳細レポートはこちら
開発責任者が非常にこだわった静粛性
CX-8のベースとなる2017年デビューの新型CX-5ですが、このモデルは先代のCX-5からの改良の中でも静粛性については非常に力を入れたポイントです。CX-5の社内資料(販売店向け)も見せて頂きましたが、カタログには載らないような地道な改善ポイントが様々書かれていたのが印象的でした。
自動車評論家もこの点は高く評価していて、例えば岡崎五朗さんなんかも優秀だと述べられていましたね。1番の進化ポイントだろうという評価でした。
様々な遮音を考える中で、ただ音を抑えるだけでなく、人間がどう感じるかを中心にチューニングを煮詰めていったというのがマツダらしいアプローチです。
どの位の静粛性か
新型CX-5は私も試乗しましたが、たしかに高級感を感じるほどにしっかりと遮音してありました。
ドアの重さ自体はそんなにないのですが、「バムッ」とドアを閉めるとしっかり遮音されているクルマ独特の静けさが漂います。
ディーゼルエンジンのカラカラ音も全く気になりませんし、ハンドルがブルつくこともなかったです。この辺りの質感には相当こだわったのではないかと思います。特にカタログに謳われる内容ではありませんが、想像以上にいいなという印象です。
走りだしてもその印象は変わらず、少し古くなった荒れたアスファルト上でも、少なくとも「うるさいな」と不快に感じることはなかったです。
ライバル車と比べてどうか
静粛性で評価が高いミニバンと言えば、スバルのクロスオーバー7と日産セレナが思い浮かびます。セレナは確かに静かな方ではありましたが、必要十分といった感じ。
クロスオーバー7は上質さを感じるような静かさでしたが、CX-5の静粛性も同じ方向でした。どちらが上かというと甲乙つけがたいですが、不快には感じないのではないかと思います。
箱形ミニバンは、音が篭もるため静粛性の点では不利と言われます。SUVもセダンに比べるとやはり不利だそうですが、CX-5で高い静粛性を作れていれば、CX-8で全長が伸びた分も上手にカバーできるようなチューニング能力があるのではないかと期待せずにはいられません。
まとめ
3列シート車は1列目と3列目の会話が成立するかどうかで、大きくドライブの楽しさが変わってくると思います。特にロードノイズがうるさいと子供たちの声まで大きくなるという悪循環…。
そして妻まで不機嫌になると目も当てられません。
私自身今のクルマの静粛性は多いに不満であるため、ミニバンの静粛性については非常に気にしているポイントです。
CX-8の静粛性、大きく期待してしまいますね。