2017年のマツダの7人乗りSUVとミニバンを比較するブログ

2017年のマツダの7人乗りのSUVとミニバンを比較しました。CX-6、プレマシー、ビアンテ、MPVのどれがオススメ?ディーゼルとハイブリッドどっちがお得?スライドドアとSUVはどちらが便利?新型モデルと中古の車種別の価格比較情報。

CX-8のお披露目会 レポート(後編:インテリア、荷室)

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前編に引き続き、CX-8のお披露目会についてレポートします。

今回は後編はインテリアと荷室を中心に書いていきますね。

>> 前編はコチラからどうぞ。

mazda-7seater.hatenablog.com

では、早速。

2列目

シート表皮がファブリックのモデルで2列目は二人がけのウォークスルータイプです。

2列目は肘掛けがあり、膝周りの余裕も十分でCX-5と同等以上の広さを感じました。シートバックもしっかりしていて、背もたれの高さは肩の上まであります。座面にも余裕があり、シートアレンジのギミックなどによりシートが犠牲になることはなかったようです。

残念なところは、ドリンクホルダーがないところ。説明員の方曰く、ウォークスルーを優先したとのこと。ドアポケットに500mlペットボトルは置けますが、斜めになっているのでカップのものは溢れます。センターコンソール後端にはエアコンの吹き出し口があるので、ドリンクホルダーは設置できなかったそうです。

Lパッケージのキャプテンシートは立派な肘掛けとドリンクホルダーがありますが、ウォークスルーではありません。ここは一長一短。

シートクッションの特性はレザーとファブリックで変えていないそうです。表皮素材の特性に合わせてウレタンの素材を変え、同じクッション性を目指して作ったとのこと。座り比べてみましたが、たしかに座り心地自体に差は感じられませんでした。

2列目のリクライニング量は6名乗車仕様は42度(たしか)、7名乗車仕様は30度となっていて、7名乗車が欲しい私としてはちょっと不満。7名乗車ってどの車種でもないがしろにされがちなのはなんででしょう。。。

3列目

178cmの私が座ると髪の毛が天井に触れます。当たりこそしないですが、ジャストって感じです。160cm-170cm位までの方であれば普通に乗れるのではないでしょうか。

私でも小一時間位であれば普通に乗れるとは思います。しっかり背中を付けたいい姿勢でなければもうちょっと余裕ができますし。

ヒザ周りは、同じく私が3人、1, 2, 3列目に並んで座った前提でシート位置をセッティングして座ってみましたが、拳1, 2個分は入ります。2列目シートしたに足を入れられるので思ったよりも普通に乗れます。

シート座面が思いの外柔らかくて沈み込むので、ヒザが上がり目にはなりますが、そこまで気にならなかったです。体操座りとまではいきません。これは身長次第では全然気にならなくなるのでは。

シート自体の造りです。リクライニング機構はなし。座面は柔らかくも長さは必要十分。背もたれは厚みが少なく、ホールド感はありません。大型の箱形ミニバンとはさすがに比べられないと思います。

肘置き部分にドリンクホルダーと小物置きがあります。

総じて3列目は、贅沢で開放的な座り心地とは言えませんが、十分実用的だと思います。スバル クロスオーバー7と同等のような気がしましたが皆さんどう感じられたのかな。。

インテリア

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チーフデザイナーからは「本物の素材」や伝統工芸のような「丁寧な手仕事」感を目指したとのこと。

CX-5と内装はほぼ共通ですが、センターアームレストの位置を少し高く見直してより包まれ感のあるインテリアを作ったそうです。開放感はないけど、クルマ好きにはよいタイト感でしたよ。ナビはCX-5のものと変わらなさそう。

地味ですがアームレストが観音開きに見直されていました。メーターパネルはパッと見同じに見えましたが。。

内装の加飾パネルはLパッケージが本物の木で、それ以外は木目調。Lパッケージでなくても、ソフトパッド入りの内装がふんだんに使われていて、内装の仕上がりは充実しています。CX-5と同じ傾向。

Lパッケージのレザーのカラーは、展示車は少し赤味のある深い焦げ茶。素材が展示してあったので、おそらく白のレザーもあるかと。

ファブリックシートの方は黒。部分的にバックスキン風な合皮が使われています。

ドアなどは手の皮脂などがつく関係で、Lパッケージであっても合皮だそうです。

Lパッケージは室内照明がLEDの白でしたね。

BOSEのオーディオは、CX-5同等。車種毎に細かく反射音の違いを考慮して、元の音場を感じられるように細かくチューニングしているんだそう。チューニングをここまで細かくやらせてもらえるメーカーはなかなかないとのこと。CX-5でも圧倒的に静かだが、CX-8はさらに静かだと評していました。20万円分位のスピーカーで3,40万円とってもいい内容だと自負しているが、7万5千円で付けられるという話です。

走行音と逆位相の音を流して、走行中でバンドの音が掻き消えてしまわないようにする機能も持っていると。ハンドルの下に環境音を拾うマイク仕込んでいるそうですよ。

話半分で聞いておきましたが(笑)、たしかにBOSEのサラウンドシステムが7万5千円で買えるのは安いかも。家庭用のものでもすぐ10万は超えちゃいますからね。

CX-5の静粛性は高い評価を得ていますが、2列目のサイドガラスまで3枚合わせになっているほど凝っています。CX-8でも健在でした。

荷室

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3列目を出すと奥行は軽自動車のトランク位はあります。高さ方向はシートバックの4分の3位になるので、普段使いの量であれば問題ないものの、1泊旅行くらいまでがギリギリかなといった印象でした。

荷室フロア下にもランドセル2個分位になりそうなサブトランクがあります。スペアタイアは非装着のパンク修理キットを搭載するタイプ。最近の定番ですね。

ちなみにBOSEサラウンドシステムを装着するとこのサブトランクの半分くらいはウーハーが占有します。

3列目を格納すると平らなフロアができます。完全に水平とはいかず、ほんの少し斜めです。タイヤハウスがそこそこ場所を取っているのでゴルフバックはタテ方向に積むことになるかと。ロードバイクを立たせて積むのは、前輪とシート外せば2, 3台はいけるかもしれない。

2列目を倒すと、2, 3列目で若干の隙間はできますが、なだらかな傾斜のままフラットになりました。7名乗車だとウォークスルーがないぶんよりフラットになるそうです。

荷室の全体的なイメージはスバル クロスオーバー7に近いと思います。ご参考まで。

トノカバーは付いていませんでしたね。3列シート車だと普通ついてないと思います。

まとめ

CX-8、総評としては想像以上にとても良かったです。

個人的には3列目の使い勝手と、3列目を使ったときの荷室空間が生活スタイルに合っているかが判断の分かれ目になるかと思いました。

セレナ推しの嫁にはスライドドアではないし室内も広々という訳ではないので、アピールポイントに困ります(笑) 長距離のクルマ帰省でのクルーズコントロールで楽になるとか、ディーゼルで燃料コストが下がるとか、それくらいしか説得材料がない。。

アイデアいただけないでしょうか?(笑)

記事の誤りや補足などありましたら、コメント頂けると嬉しいです。 ぜひよろしくお願いいたします。

では!

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